戸籍の種類

1 戸籍とは
引っ越しや結婚、相続、といった場面で度々必要になる戸籍。
戸籍は、その人の身分について家族単位で記録した身分登録制度です。
世界では、日本と中華人民共和国、台湾のみで採用されている制度です。
その他の国では、家族単位ではなく個人の単位で登録制度があるそうです。
戸籍には、出生から死亡までが記録されます。意外に思われる方も少なくないのですが、戸籍に記載されているのは本籍地で、住所の記載ではありません。
本籍地はあくまで戸籍が保管されている場所で、住所は居住地になります。
そのため、本籍地は日本全国のどこにでも設定することが出来ます。
また、引っ越しした際に本籍地も移動させるかは任意です。

2 戸籍の種類
実は、戸籍と言っても厳密にはいくつか種類があります。
相続資料を集める際には、それらの区別がついている必要があるため、今回確認しちゃいましょう。
(1)戸籍全部事項証明書
いわゆる戸籍謄本です。本人以外の世帯全員分が記載されており、本人の分だけ記載されたものの場合は戸籍抄本となります。
現在管理は、電子化されており、市区町村役場以外でも取り寄せることが出来るようになっています。
(2)改製原戸籍
原戸籍(はらこせき)と呼ばれるもので、平成6年以降の戸籍は電子化されていったのですが、それ以前の戸籍は、手書きで書かれていました。
また、現在の横書きではなく縦書きで書かれていたり、項目ごとではなく文章で記載されていたりと少し読みにくいかもしれません。
(3)除籍
除籍は、戸籍の種類というと少し違うかもしれませんが、戸籍から抜けた後の履歴のようなものです。例えば、AからBに本籍地を移した場合、Aは戸籍ではなくなって除籍という呼びかたになって記録が残り、Bには新しく戸籍として登録がされるというイメージです。
主に相続の際に必要になります。
(4)戸籍の附票
こちらも戸籍の仲間みたいなものです。
戸籍には住所が記載されていないので、その人がどこに住んでいたかがわかりません。
そこで、戸籍の附票には、その戸籍でいた期間の住所が記録されています。
戸籍は本籍地で取り寄せる、住民票は住所で取り寄せるものですので、戸籍の附票があることによって、一段階工程が多くなりますが、本籍地から住所を調べることが出来るというわけです。

以上、戸籍の種類についての説明でした。
相続の際は、被相続人の出生から死亡までの戸籍を取り寄せることになり、手間も時間もかかります。
お仕事等もあり、忙しい毎日の中で負担も大きいものと思いますので、そういう場合はぜひご相談ください。